地域密着型工務店、
マルコーホームの小林です。
↑ こちらのつづきです。
次のステップアップは、2013年。
ご縁があって、
弊社での新築を検討してくださったお施主様が、
なんと、スイス漆喰の外壁のお家を建てたいと!!!!!
その頃には、
スイス漆喰の内装は、何件か施工させていただいていました。
スイス漆喰の施工に明るい、職人さん!左官屋さんとも出会っておりました。
なので、お施主様へは、
「スイス漆喰の外壁の建物を、建てさせていただくための
準備は万全に整っております。
しかし、今の私達には、施工例がありません。
それでも、ご依頼いただけますでしょうか?」
と、正直に話しました。
すると、お施主様のお父様が・・・
「じゃ、うちで経験してみてくださいよ!」
と、笑顔で、仰ってくださったのです!!!!!!
スイス漆喰の外壁の施工例がないにもかかわらず、
建てさせていただくことに決定!しました。
検討していただいている間に、
構造見学会や完成見学会に足をお運びいただきました。
その会場と、弊社自体の様子をご覧になり、
信頼していただけたのかと、
今は、思います。
相手が全力で信頼してくださったのを受け、
こちらも、全力でその信頼にお答えさせていただきました。
たとえば、
お施主様がお持ちになっていた、
無垢材の天板をどこに使うか・・・ステンドグラスをどこに使うか・・・
階段も無垢材がいい!というご希望、
(↑当時、たまたまいつも取引させていただいている問屋さんに、
丁度よく、乾ききった材料があったんです♡
今の時代じゃなくてよかった。)
タイルの厚みや大きさを計算して、絵に書いて・・・寸法を決め、
階段の腰壁を、お施主様のお母様に型紙を書いていただき、
お施主様がもつ、たくさんのご希望に、一つ一つ答えさせていただきました。
外壁・・・
木下地は、これでもか!!!というくらいの期間、乾かしました。
塗り下地も、だいぶ乾かしました!
ご近所さんには、これで仕上がりかも!?と、思われるくらい。
仕上げのスイス漆喰を塗る日は、
ドキドキしながら決定。
当時、雨模様の日が多くて、
塗ったその日が晴れていても、次の日が雨だと、
雨で跳ねた泥水が壁について、汚れてしまわないか・・・が、とても心配だったのです。
そして、スイス漆喰を塗った日の夜中・・・
明け方3時頃、雨の音で、目が覚めました。
あ~~~~~降ってる~~~~~。
もう、大丈夫かな?大丈夫かな?
昨日塗って、もう、雨降っちゃっているけど。。。
元気かな?
みたいな感じで、気が気じゃなかったのを覚えています。
夜が明けて、
見に行くと、全く問題なく、すっと建っているお家。
胸をなでおろしたのを、昨日のことのように覚えています。
ドキドキとわくわくの日々が過ぎ、
いよいよ、お引渡しの日の前日、
現場から帰るときに、
あー、もう明日からは、自由にこのお家に入れないんだな。。。
と。
もちろん、無事にお引渡しさせていただいて、
ものすごく、嬉しいのですが、
すごく、寂しいんです。
おかしなことですが、
正直なところ、そんな気持ちでした。
そんな、「想いをかたちにした家づくり」
いまだに、お施主様からは、
「願いが全て叶えられました!
大満足の家です。」
と、おっしゃっていただけます。
また、
あのお家とすっかり同じ家を建てたいです!
と、仰ってくださるお施主様に巡り会うこともできました。
今でも、
あの時の、
お施主様のお父様の一言、忘れられません。
とても感謝しております。
ありがとうございます。